- ENTRY
- MY PAGE
日本旅行について
Top Message

創業120周年を迎え
当社は今年120周年を迎えます。日本には約360万社の企業が存在しており、その内100年以上続く企業は、約4万社のみです。なぜ当社が120周年を迎えられたのか、その答えは創業者のDNAが今も当社に根付いているからです。
1905年、現在の滋賀県草津市にて、創業者である南新助氏は駅構内で列車の乗客相手の商売をしていました。当時の草津駅は乗降客も多くたいへんな賑わいとなっており、南新助氏はいつも見ていた「列車」を利用して何か新しいことができないか考えました。そして、汽車券の団体割引の制度を利用すれば、お客様が安く旅行にいけるようになり、旅行をより身近なものとして提供できるのではと考え、日本史上初の列車を利用した団体旅行(当時、地域の人々の憧れの地であった高野山参詣団・伊勢神宮参拝団)を企画したのです。旅行中も行く先々の名物を提供する等、お客様を喜ばせるためのサービスを提供していました。これが日本で初めて「旅」を商品にした事例であり、日本の旅行業のはじまりです。
「お客様(地域)の課題に誠実に応える」「お客様を喜ばせる」、「チャレンジする」という創業の精神は今も日本旅行のDNAとして根付いています。
顧客と地域のソリューション企業グループとして
旅行業を取り巻く環境は、“AIをはじめとするテクノロジーの進化”、“ホテル等の施設の直販とOTAのさらなる拡大”、“情報の一般化”等厳しい状況にあります。
その中で、当社は社会課題解決を通じて地域や社会に貢献することを目指し、企業ビジョンを「顧客と地域のソリューション企業グループ」としました。
社会課題解決には、地域の課題解決だけではなく、学校や企業自身が抱える課題を解決することも必要であり、それには地域はもちろん企業や組織・教育機関との連携や協業が必要であり不可欠です。公務・教育・コーポレート・インバウンド・ビジネストラベル・ツーリズムという旅行業の各事業で培った力を相互に連携して進めていくという総合力が重要です。
総合力を発揮した例として、“サステナブル旅行商品の販売”、“地域課題の解決”、“企業の課題解決営業”の要素を持った「GREEN JOURNEY」が上げられます。この商品は、産学官連携、日産自動車と当社ほか14社により、誕生したプロジェクトであり、外部との協力のもと誕生した商品という側面もありますが、当社においても公務、コーポレート、仕入・造成部門等様々な部署が関わりを持ち誕生した商品でもあります。これからも当取組同様、この総合力を活かし、顧客と地域のソリューション企業グループとして取り組んでいきます。
「観光」を追及し、「創業の精神」で、地域をそして日本を発展させる企業へ
当社は従来の旅行業で培った総合力をベースに次のフェーズに進んでいきます。
「観光」は、単なる地域を訪れ、その地域の食事や観光施設をめぐるだけではなく、様々なものを「見分(調査)し」、「発見し」、「示(発表)し」、「人の移動(交流)を促し」、地域及び日本の発展を創り出していくことであります。
「地域の課題に誠実に応える」「お客様を喜ばせる」、「チャレンジする」という創業の精神とともに、この目標に向け取り組んでいきます。
次の日本旅行を目指して、是非皆さまの力を発揮していただきたいと思います。